私は患者との人間関係に悩んだことがあります。
その患者は、私の受け持ち患者だったのですが、同年代であったために患者が常に私に対してため語を使っていました。もちろん、とても気さくで、誰にも優しく人気のある患者で、性格上ため語を使うことの多い人でした。
そのために始めはため語が気になりましたが、次第にそういう人なんだと理解して受け入れることが出来るようになりました。
しかし、ある時、別の患者さんに言われました。
「あの患者さんは看護師さんの彼氏か?」と。
もちろん私はすぐに否定はしましたが、話を聞いてみると、わたしとその患者がかかわっていることが多い、また患者がため語で親密そうに見えるので、彼氏かと思ったということだったのです。
確かに受け持ち患者であるために、日勤の時は必ず受け持ちになります。また私は敬語を使用しますが、患者さんはため語なので、親しく見えたのかもしれません。
でも誤解されるような話し方をしていたことに凄く後悔をしました。もしかしたら、その患者さんだけではなく、別の患者さんも不快な気持ちにさせてしまったのかもしれません。
そのためにわたしは、師長にできれば受け持ちを外してほしいと言いました。そうすればあまりかかわることもなくなります。また自分自身も患者さんのため口と自分の敬語のギャップに疑問を感じていたのです。
でも、師長からは、もう退院も視野に入っているからもう少し頑張るように言われてしまいまったので、受け持ちを続けることになってしまいました。
それでも、私があまり仕事中ほかの患者さんの目が気になって、仕事に集中が出来なくなってきたため、私は師長ともう一度話し合って、チーム交換をすることになりました。
その結果、自然と患者さんと離れることができたのです。
他の看護師には、チーム替えのことで迷惑をかけたかもしれませんが、私は凄く仕事がやりやすくなってチーム替えをして人間関係を立て直せたことはとてもよかったです。
患者さんとは信頼関係は大切ですが、その人間関係の作り方には注意が必要だと感じました。